それから1時間も経ったか、その紙袋に近づくと、彼女達は新聞紙をちぎって仔猫に布団代わりに掛けていた。
「あのさ、この辺はカラスがいっぱい居て、ネズミや小動物を喰っているんだよ」
「え~ホント?どうしよう…」彼女達はヒソヒソと相談を始めた。
私はそのヒソヒソを聞きたかったが、近くに居ると巻き込まれる事は間違いなく…。
そして答えは、私が拾って帰らなければならなくなる事が見えていたのでドンドン離れて行った。
少し日が暮れてきて、また森に向かった。丁度、中学生達が囲んでいるので少し安心して別ルートで帰った。老犬はすぐに帰りたがる。
編集長のひとりごと「10センチの命」
私には永年つれ添った老犬アフガンが居た。もう14才を過ぎた…。
ある寒い朝、いつもの様にお気に入りの森へ散歩に出かけた。
まだアフガンが若い時に、自由に走れる森の近くに移り住んだのだった。
犬とは別々に散策をするのだが、その時は遠くからでも分かる動きが止まり、紙袋に顔を半分入れている?シッポだけが微妙に震えているのが見て取れた。森の鳥たちも静かになった。
「また食べ物か?」近づいて真上から覗いて見ると、袋の3分の2が『いりこ』で3分の1が『仔猫』であった!
力無く目ヤニをためて、苦しそうに私を見ている。色々と思いを走らせるがまとまらない。
近くに小学4、5年の女子達が遊んでいたので「こんな所にかわいい仔猫が居るよ!」と声をかけた。
と、その子達の一人が笑いながら袋の中に手を入れた!私が注意を言う前に「フーギャー」と言う仔猫の反撃だった。しまった!初めての出合いに『恐い物』という印象を付けてしまった。
「あのね、犬や猫は不安になると文句を言うんだよ」と、なんとかその場を繕った。
「冬は夜になると零下になって、猫だって凍っちゃうよね」と彼女達の不安を駆り立てた…。
私の狙いは、そう、連れて帰って欲しいんだと相棒の年老いた耳の聞こえないアフガンに囁いた。
近くに小学4、5年の女子達が遊んでいたので「こんな所にかわいい仔猫が居るよ!」と声をかけた。
と、その子達の一人が笑いながら袋の中に手を入れた!私が注意を言う前に「フーギャー」と言う仔猫の反撃だった。しまった!初めての出合いに『恐い物』という印象を付けてしまった。
「あのね、犬や猫は不安になると文句を言うんだよ」と、なんとかその場を繕った。
「冬は夜になると零下になって、猫だって凍っちゃうよね」と彼女達の不安を駆り立てた…。
私の狙いは、そう、連れて帰って欲しいんだと相棒の年老いた耳の聞こえないアフガンに囁いた。

夜食も終わり9時頃になって、女房が「大丈夫かね、生きてるよネ…」と我慢している私の背を押した。
胸騒ぎが私を襲っていたのは確かだった。
急いで懐中電灯を捜すが見つからず。キャンプ用のペンライトがやっと出てきたが、今度は電池が無く…。
ヒゲ剃りから単3電池を2本抜いて、そそくさと出たいのだが寒いし、枯れ葉があるので靴を選別しながら、ジャケット を着ながら、カギもかけずに、モタモタと急いで二人家を出た。
ペンライトは心細く、立地を記憶しているので、何とか紙袋までたどり着いたが、居るのは「いりこ」だけ
胸騒ぎが私を襲っていたのは確かだった。
急いで懐中電灯を捜すが見つからず。キャンプ用のペンライトがやっと出てきたが、今度は電池が無く…。
ヒゲ剃りから単3電池を2本抜いて、そそくさと出たいのだが寒いし、枯れ葉があるので靴を選別しながら、ジャケット を着ながら、カギもかけずに、モタモタと急いで二人家を出た。
ペンライトは心細く、立地を記憶しているので、何とか紙袋までたどり着いたが、居るのは「いりこ」だけ






